北海道・知床半島は、世界自然遺産に指定されている国内有数の観光地だ。コロナ禍で減った観光客が戻りつつあるなか、ゴールデンウィーク(GW)の直前に26人を乗せた観光船の沈没事故が起きた。観光の柱となる小型観光船はGW中の運航自粛が決まり、地元関係者からは影響を心配する声があがる。
「観光船は店にとって一つの支え。事故の影響がどこまで出るのかわからず、連休中の人出はまったく読めない」
GW初日の4月29日。土産店「斜里工房しれとこ屋」(斜里町港町)を仕切っていた男性スタッフはそうこぼした。
店は、沈没した観光船「KA…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル